株式会社 Zaimの社長として知られる閑歳孝子(かんさい たかこ)さん。
日本でも有名な女性起業家の1人です。
彼女は慶應義塾大学を卒業後、日経BP、ITベンチャーを経験してからプログラミングを学び、家計簿アプリZaimを作りました。
それがサービスとヒットして、今では会社の代表として活動されています。
社会人になってからプログラミングを学んだ彼女は、プログラミングに関する発言をしている。
今回は閑歳孝子さんのプログラミングに関する発言についてまとめてみました。
閑歳孝子さんのプログラミングについて発言
個人的に印象に残ったものを抜粋して紹介していきます。
やっぱり、通信やウェブ業界には興味があって、いつか何かやりたいと考えていましたが、記者だったので、書くこと以外の仕事は無理かなと思っていたんです。そんなときに、たまたま大学の友だちがやっているベンチャー企業に誘ってもらえて、25歳からウェブ業界に転職しました。
(出典:「社長になるなんて1ミリも思わなかった」Zaimの閑歳孝子さんに聞く”ジョブチェンジ”する働きかた)
日経BPの記者として3年働いていて、もうウェブ業界は目指せないと思っていたそうです。
社会人になってからエンジニアになれると思えないという人は多いですが、意外となれます。
3ヶ月くらいプログラミングを勉強すれば、未経験からでもエンジニアを目指せるので、インターネットに興味がある人はぜひ、エンジニアを目指してみて下さい。
インターネットが好きという気持ちがあれば、絶対になった方が良いと思います。
正直言えば、最初の日経BPを辞めるときがいちばん緊張しましたね。「この先、大丈夫か?」って。でも一度転職しちゃうと、その後はどうでもよくなるものです(笑)。給与は多少下がったとしても、別に生活していけることもわかったので、だんだん気にしなくなりましたね。
(出典:フェイスブックより早い学内SNSって??2回転職してスタートアップ!)
初めての転職は緊張するというのはすごくわかります。
僕も転職経験があるので、その気持ちはすごくわかりました。
まぁ1度転職してしまえば、怖いものは無くなりますね。
ウェブの基本的なことを学んでからは、そのうちに自分でプログラミングを書くようになりました。当時「Ruby on Rails」というウェブアプリケーション開発のためのフレームワークが出始めて、それを試したときに「あ、みんなこうやってプログラミングしてたんだ」って初めてわかったんですね。
それをきっかけに、自分でも作ってみようと思ったんです。 それまでは「こういうの作りたいな」と思ったときに、エンジニアに頼まなければいけなかったんですが、自分の中で完結して作れることがことが本当にうれしくて、色々作っていました。なんとか自分で作れるようなってきたのは、たぶん28歳ぐらいだったと思います。
(出典:「社長になるなんて1ミリも思わなかった」Zaimの閑歳孝子さんに聞く”ジョブチェンジ”する働きかた)
ITベンチャー企業に25歳で入社して、自分でサービスを作れるようになったのは28歳くらい。
だいたいIT企業で2〜3年修行すれば、サービスは作れるようになります。
僕自身も1〜2年くらいエンジニアとしてWeb制作会社に入社して力を蓄えたら、サービスを作れるようになりました。
そのサービスのおかげもあって、特に何もしていなくてもお金が入ってくるようになりました。
受託開発は、他の企業にいわれて作るものがメインですが、次第に自分たちのプロダクトやサービスを作りたいなと思うようになったんです。かつ、あまり大きい会社じゃなくて小さいところがいいなと。そんな話を友だちにしていたら、その子が偶然「来週そんなことをしている人に会うよ」というので一緒についていったら、ユーザーローカル社長の伊藤将雄さんにお会いしたんです。
「みんなの就職日記」や「なかのひと」「うごくひと」などの多くのサービスを企画・開発された人ですが、お会いして衝撃を受けたというか「あ、こんな人、世の中にいたんだ」みたいな感じでした。伊藤さんのもとで学びたいな、自分の力が発揮できるんならやってみたいなと思って、そのまま転職しました。
(出典:「社長になるなんて1ミリも思わなかった」Zaimの閑歳孝子さんに聞く”ジョブチェンジ”する働きかた)
これはエンジニアあるあるなんですが、受託企業で働いていると自社サービスの会社に転職したくなることは多々あります。
閑歳さんは受託から自社サービスの会社に入社して、さらに力をつけていきました。
ユーザーローカルに入って2年目の後半からZaimを作りはじめましたが、こっそりではないです(笑)。自分で作る前に、会社の企画案の1つには入れていたんです。ただ、BtoBのサービスに注力している会社だったので、BtoCのサービスを作るのに、会社の時間を使えないなというのは正直ありました。
会社のサービスにすると、たとえ継続したくても「止めろ」といわれたら、止めるしかないですよね。個人で開発すれば、全部自分が決められます。「絶対に続けたい」とか「止めなきゃ」ということを決める責任は、自分で持っておきたいと思ったんです。
BtoCのサービスは、当たらない可能性も高いので、全く当たらなかったら開発にかけた時間がすべて無駄になります。そう思うと、会社のお金でやるにはリスクがあると感じました。そう思って、2011年にひとりで開発を初めて、7月にZaimをオープンしました。
(出典:「社長になるなんて1ミリも思わなかった」Zaimの閑歳孝子さんに聞く”ジョブチェンジ”する働きかた)
20代後半から自分のサービスを作り、それが会社になっているからすごいです。
IT業界ではこういう事例はよくあるので、企業で働いていて不満がある人には夢のある仕事だと思います。
BtoCサービスは当たればデカイけど、外れたら全く稼げないサービスになります。
でも何個か作っていれば、当たることはあるので、とりあえず作ってみると良いでしょう。
割と数個作っていたら当たったという人は多いです。
家計簿というかお金は、飽きないテーマだと思ったんです。自分が当事者としてユーザーの気持ちがわかるテーマは何だろう……って結構ずっと考えていたんですが、お金は大きなテーマだなと。お金は、何歳になっても使うもので、自分の生活環境が変わっても、お金使わないってことはないだろう考えました。
(出典:「社長になるなんて1ミリも思わなかった」Zaimの閑歳孝子さんに聞く”ジョブチェンジ”する働きかた)
自分が飽きないと思ったらお金をテーマとして選んだ。
サービス作る上で重要なことだと思いました。
僕も自分の興味ある分野でサービスを作った経験があるので。
女性はすごく少ないですね。特に自分でプロダクトを作っている人は本当に少ないです。私が知っているのは「ToriSat」作者の郷田まり子さんぐらいです。郷田さん、尊敬しています(笑)。LINEは、すごく上手ですね。
エンジニアとディレクターは完全に分業だと思いますが、ディレクターに女の人がいます。エンジニアの男女差は、あるかどうかわからないんですが、ユーザー視点があるかの差はあるかもしれません。女性がエンジニアとして活躍できる環境はあるので、もっと開発の面白さが伝わるといいのかなと思います。
(出典:「社長になるなんて1ミリも思わなかった」Zaimの閑歳孝子さんに聞く”ジョブチェンジ”する働きかた)
女性エンジニアは少ないということ。
これはIT業界で働いていてすごく思う。
男性ばっか。
プログラマーは産後の復職とかもしやすいので、女性ほどプログラマーやエンジニアを目指すのは良いことだと思います。
5年前に、Zaimをやって社長をしているとは1ミリも思ってなかったです。正直、もし5年後に今の自分が想像できる範囲のことをやっていたとしたら、がっかりしますね。それは逆に意図しなかったことです。
(出典:「社長になるなんて1ミリも思わなかった」Zaimの閑歳孝子さんに聞く”ジョブチェンジ”する働きかた)
プログラミングを勉強すればすごい未来が待っている可能性があるので、勉強していて損することはないです。
起業したい、在宅で働きたい、お金持ちになりたいという人はプログラミングを勉強してみては?
数年後に想像以上の自分になれていると思います。
アプリをリリースしたところ、ユーザー数が増えて、入力件数も膨大になってきたことから、個人で責任を負える範囲を超えたと判断しました。2012年9月に、『Zaim』を社名に株式会社を設立。同年11月に4,000万円超の融資をいただき、同社内にオフィススペースも提供いただいて、サービス展開を図っています。
(出典:“家計簿アプリ『Zaim』を1,000万DLに!”)
ヒットアプリを作ることができれば、4000万円の融資も可能になる。
メチャクチャ夢がある。
私自身が開発を始めたのは20代後半からでした。自分が作りたいと思うものもエンジニアの手助けなしには作れないのが残念で、ディレクターとしてWEB用の商品企画・開発に携わりながら、ちょっとした修正など、「エンジニアの手をわずらわせなくてもできることはします」という姿勢で、学びました。自分がイメージしたものを自分で作れるのは、ストレスレスですね。
(出典:“家計簿アプリ『Zaim』を1,000万DLに!”)
最初からエンジニアになるのも良いですが、IT系の職種についてエンジニアに力をつけていくという方法も良いでしょう。
また自分でサービスを作ることができれば、他の人に依頼する必要がないのでストレスレスになります。
プログラミングが出来るようになったことで、サービスの立ち上げを1人という最少人数でコスト低く始められたので、私自身はその恩恵をとても受けてきたと思っています。
サービスとしてリリースするような完成品を作り上げるのが技術的に難しいとしても「こういったものを作りたい」というプロトタイプレベルだけでも作れるようになると、それだけでも世界は広がります。
他の人の手を煩わせずに、自分が思い描いているものの市場ニーズや実現可能性を検証できるようになりますから。
(出典:【Zaim代表 閑歳孝子さんインタビュー】650万ダウンロードの家計簿サービスが大切にしていること)
他の人の手を借りず、自分のサービスを検証できるのはかなり強いです。
何か試してみたいことがあったら、プログラミングを3ヶ月くらいで学んで試してみると良いでしょう。
大ヒットしてお金持ちになれるという可能性があります。
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